コードギアス 反逆のルルーシュ

ルルーシュは人を操る術には長けてますけど、普段から人の信頼を得るような人身掌握が上手いタイプではないので、黒の騎士団の団結力と言う面ではかなり危ういものがありそう。ゼロが成功してるからついてくるわけであって、ちょっとの失敗で崩れそうなのが怖いところです。かといってスザクの方も精神的な脆さを見せていてちょっとどうなのよという感じ。
スザクの方は何かを変えるためでも人を踏み台に出来ない、というかしないことで自己を維持してるタイプで、ルルーシュは人を踏み台にすることなどなんとも思ってないタイプ。だからこそ修羅の道を行くかなどといわれる訳で、今回のシャーリーの父親を殺してしまったという事件は、その覚悟を試す良い機会になるのでしょう。あれだけのことをやる気なら、ぬるい日常なんていつまでも維持できるわけが無いのですから。すべて敵にまわしても進めるかが問われるのでしょう。でも、ナナリーがそのことでルルーシュを信頼しなくなったときに、ルルーシュは全部が全部崩れる気がするんですよね。スザクは戦いの中で人を殺したときに崩れそうですし、万全な勢力がどこにも見当たらないのがこの作品の面白いところだと思います。
キョウトは色々謎を孕んでいそう。ブリタニア側が手を出せないことなんかもありますが、C.Cがどうもこっちつながりのキャラクターのように見えるのが気になるところです。だとしたら、クロヴィスが何をしていたのかという問題が大きくなってきます。この辺りにも重要な謎がありそうです。