- 作者: 武梨えり
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/02/09
- メディア: コミック
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そしてこのマンガの雰囲気は装幀が里見英樹であることで説明できる気も。
そんなかんなぎ2巻はなんとなく日常話が続きます。神様がやってきた話のはずなのに、そこかしこからあふれ出る妙に地に足の付いた生活感が良い感じ。ただ、それだけじゃなくて絶妙にメイド喫茶に行く話のようなオタクネタとなんだかオタク受けしそうなシチュエーションを絡めてきます。メイド喫茶に行ったらゲームのタイアップでそのコスプレをしていたってまたマニアックな状況。それでいて嫌味にならないのはひとえにバランス感覚が良いのかも。ハーレム状態ながら主人公がトゥピュアピュアボゥイなので、なんだか初々しさの方が先立ちます。そしてつぐみの扱いがあわれすぎる・・・・・・。
話はざんげちゃんの登場とその秘密、その父の登場と進んでないこともなく。でも料理対決だのナギ様ファンクラブだの下着ショッピングだのメイド喫茶ツアーだののイベントの方がずっと目立っています。爆笑という感じでは無いのですが、安定して面白いです。
ナギ、ざんげ、仁の三人が兄弟で、そこに涼城父が絡んでくると明らかにおかしいので、この辺りから色々ばれて話が広がっていくのかなぁと思ったり。大鉄のところから動きそうな雰囲気も見せていますし。
そしてこのマンガ、絵が上手です。綺麗であまり癖のない絵ながら、なんとなくエロ可愛い感じがしていいんじゃないかなと思いました。
満足度:B+