- 作者: 武梨えり
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/08/09
- メディア: コミック
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そんな訳でかんなぎ5巻は、盛り上がっていた旅行話が意外と何も判明せずに終わってちょっと肩すかしな印象もありつつ、ざんげちゃんと白亜の過去、そして夏休みの美術部の面々の話をはさんで、さぁ次の展開へという感じ。
ざんげと白亜の過去話はシリアス気味で、ただ体を乗っ取っているだけのようだったざんげちゃんへの見方がちょっと変わりました。
そして夏休み話は同人誌作りが爆笑。すっかりそっち方面に引っ張られている美術部の面々とナギの様子が面白いというか、女子勢がBLを好き過ぎるというか。そしてオチがまたい意味で酷くて面白かったです。
でも一番面白かったのは分御霊ネカマ自己愛説なのですが!
そんな感じでエピソードごとに見ると非常に面白かったのですが、全体で見るとちょっとバラバラな感じというか、次のエピソードに必要な話を入れ込んでるような印象も。ただ、それも大きく話の根幹にかかわってきそうな次の話を読んでからでないと何とも言えないかなという、繋ぎの意味が強い感じの一冊でした。