単体萌えと関係性萌え

萌えプレ:男性向・女性向同人話 後編:その妄想は似て非なるもの
なんだか私が最近感じていたことが上手くまとまってるなぁと思いました。
そしてグダグダと思ったこと。
単体萌え/関係性萌えを、男性向け/女性向けに区切って語られていますが、最初の方で注意されているように単純にそう分けれるものじゃないかと思うのは、私が関係性萌えする男性だからか。男性でもノーマルや百合のカップリングに萌える人はいると思いますし、女性でもドリー夢のような単体萌えに見える世界もありますし。
ただ、男性は基本的にキャラクター単体に萌えるというのは、周りの話を聞いている限り事実なので、その分類が間違ってるとは言い切れませんけど。「○○は俺の嫁」みたいな発言は典型的な単体萌えのパターンかと。でも、男女で分けたときの大きな差は、女性にこっちの視点が無いのではなくて、男性に関係性萌えの視点があまり無いというのが大きいような気がします。そもそも関係性萌えって、物語に対して没入するとか、共感するとかいう一般的な楽しみ方の範疇を逸脱して、逆に物語を遠くから眺めてニヤニヤするという楽しみ方なので、間口が狭いのかもしれませんし。でも正直、自分とキャラクターの恋愛妄想とか骨の折れそうなしんどいことをやるのだったら、自分のことはとりあえず遠くへ追いやってカップリング妄想でキュンキュンしてた方がずっと楽しい気もしますけど。
一つ疑問に思ったのは、関係性萌えであるならば、ノーマルカップリングでも百合カップリングでも良いはずなのに、何故やおいカップリングでなくてはならないのかという点。自分を物語から排除するプロセスで、そっちの方がやりやすいからかなと思うのですけど、その部分は物語を自分とは無関係な世界と割り切ってしまえばどうにでもなるような気もしますし。