F1 フランスGP決勝

ミハエルの危なげない勝利。フランスvsイタリアはワールドカップに続いてイタリアの勝利でした。
というわけで、アメリカの好調さはフロックじゃないと証明したフェラーリミハエルのポールトゥウィンでそれは素晴らしかったのですが、それより2位にきっちり持ってきたルノーアロンソの安定感が光ります。3ストップと見せかけて2ストップでマッサをパスしたのはさすが。明らかに暴れているマシンを押さえ込んでの2位表彰台はさすが現チャンピオンです。この人は大崩れしないからチャンピオンシップは強いです。今回も優勝こそ逃したもののポイント差は2点しか縮まらなかったですし。
そういう意味で2位が期待されたマッサはいまいちペースが上がらなかったため、最後のストップ前でアロンソを離しきれずに3位。ミハエルのワールドチャンピオンにはこの人が2位にはいるのが重要なだけに、もう少し頑張れというところでしょうか。
4位は好調だったトヨタのラルフ。1回目のストップのミスでどうなることかと思いましたが、その後は安定したレース運びでフィジケラをストップでかわし、ライコネンの3回目のストップ時に前に出ての4位でした。その前にいたチームメイトのトゥルーリは残念ながらリタイアしましたが、トヨタはここのところ好調。ランキングでも5位に上がり、後半戦に入っていよいよ上位争いが見えるか。
その後ろは5位ライコネン、そして7位に今回から参戦のデラロサがしぶとく食い込んだマクラーレン。やはり上位2チームには届きません。それでもしっかりダブル入賞のポテンシャルはあるから歯がゆいところです。デラロサは序盤ウェバーやビルヌーブに引っかかったのが痛かったです。ペースはなかなか速かっただけにもう少し上が狙えたかも。そして6位はフィジケラルノーとしてはフィジケラにもう少し上に行ってもらわないとコンストラクターズで困りそうです。8位は地味に走りぬいたBMWハイドフェルド。相変わらず堅実です。
この先はルノーアロンソvsフェラーリのミハエルと言う構図に誰がどこまで割り込めるかの勝負になりそう。マッサは今回割り込めなかったわけですが、マッサにしても誰にしてももっと上位に来てくれないと、アロンソが安定しているだけにミハエルは苦しいです。マクラーレントヨタ辺りが上位をかき回すことに期待です。
ホンダはなんだかなぁという感じ。色々歯車がずれちゃってるような。チーム体制の立て直しが急務みたいです。そして今回でSA05はラストとなるアグリは今回がラストとなるモンタニーが地元で完走と頑張っていました。SA06はシェイクダウン即実戦なので、いきなり期待するのは酷でしょうが、触れ込みどおり2秒速くなるなら後方集団には十分ついていけるので、やっぱり期待したくなってしまいます。ドイツが楽しみ。