- 作者: 小島あきら
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2001/07
- メディア: コミック
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最初はめぞん設定でラブひなって印象を抱くのはしょうがないような。思いっきりな美少女絵に記号的なキャラがのっかってるので、なんとも。初めの方はサービスっぽいシーンも多いですし。これでユートピアにハーレム物始めたらどうしようかと思ってたのですが、良い感じに裏切られました。主人公の白鳥君と多重人格ヒロイン梢ちゃんが、完全に二人の世界を構築してしまう時点でハーレムにはなりません。
で、話の中心はどこにあるかというと、ぬるーい感じの日常モノ。暖かい人間関係とか、さりげない幸せな日常とか、時間の流れに対する感傷とか。とにかくキャラも話も絵も小ネタも丁寧に描かれてて好印象。この絵でこの性格付けで、キャラから温くて優しく暖かい印象を受けるのはその辺が要因かも。読むと優しい気持ちになるヒーリングコミック的な印象です。これなら、続きも買うかな。
１１．きずなの黒埼親子の話に泣きました。良い話です。そして沙夜子さんにはシンパシーを感じるあたり、私はダメ人間。
満足度：B+
