エル・カザド

あ、こういう話もやるんだという感じの一話。
ちょっとビターな感じ、というと何か違うような感じもしますが、騙されると分かっていても嫌いになれない女心的な話をナディに持ってきたのはちょっと予想外でした。飄々としてるようで、実はそういうキャラクターだったのかと。
そんな感じで、いかにもな詐欺師の優男にナディが再開する話。昔騙された経験から警戒しつつも、やっぱりどうしても気になって騙されてしまう辺りが人間らしさでもあるのでしょうか。ラストシーンでのナディの様子はちょっと余韻を残す感じで素晴らしかったと思います。
エリスとナディのキャラクター、関係、そして1話のパターンというものが固まってきて、だんだんと地に足のついた面白さになってきました。今の段階では監視下に置きながら泳がされているという感じなので、ブルーアイズやローゼンバーグが行動を起こしてからどうなっていくかが見ものでしょうか。