INDY JAPAN

アメリカンモータースポーツってあんまし好きじゃないもので、普段はINDYはあんまし見ないのですが、夕方にやってればモータースポーツ好きとしては見逃す手もなく。
何が好きじゃないって、オーバルの単調さとフルコースコーションの運任せ的なところなんですが、何もかもかっちりなF1と違って人間的な部分がたくさん見れるっていう意味じゃIRLもなかなか面白いものがあります。オーバーテイクも多いですし。そしてCART時代に良く見かけてたり、F3000に出てたりした懐かしい名前をたくさん見かけてうれしくなったり。
レースの方は女性ドライバーダニカ・パトリック嬢が、並み居る男性ドライバーとまったく対等に戦ってしかもトップ走ったりしてるものだからびっくり。アメリカは男女平等が進んでる…って訳じゃなくて実力で茨の道を切り開いてきたのでしょう。フォーミュラアトランティック上がりみたいですし。そういえば前はサラ・フィッシャーっていう女性ドライバーもいたなぁ。F1も女性ドライバーが出ないでしょうかね。昔一回いたのですが、パッとしなくて色物扱いで終わってしまいましたし。そんなダニカ嬢が4位に入ったことに感銘を受けたレースでした。これで次戦からは女性ドライバーの「女性」ってところが取れて、対等なレーシングドライバーとして扱われるんでしょうね。いつの時代も歴史を切り開く人はすごいと思います。
追記:ちょっと調べるとサラ・フィッシャーも結構な成績を残してたようです。
日本人ドライバーでは松浦孝亮が9位。最後の数周でフルコースコーションにならなければ、トップ集団の燃料が怪しかったのでもうちょいいけたのかな。それかもっと早くなってればスプラッシュアンドゴーしなくてすんだか。どっちにしろ惜しいレースでした。でも速さはあるみたいなのでこの先結果が出るかも。
それにしても序盤から激しいバトルの連続に、終盤の燃料が切れるか切れないかのギリギリ綱渡りな勝負と面白いレースでした。レースペースが燃料との関係で結構自在にいじれたり、作戦的にも割とルーズなところがあるのがショー的な面白さを増徴させている感じ。マシンの基本的な部分はイコールコンディションですし。何でもかんでも計算づくで完璧でないといけないF1とは、きっと楽しみのポイントが違うんだろうなぁ。