2018年の10作(小説)

2018年は一時期に比べると割と本を読んだ一年で、なんだかんだ私小説読むの好きだなと思った一年でもありました。ここ数年の積本をちょこちょこと崩したので、2019年は新しいシリーズなんかにも手を出していきたいところ。


私が大好きな小説家を殺すまで / 斜線堂有紀

私が大好きな小説家を殺すまで (メディアワークス文庫)

私が大好きな小説家を殺すまで (メディアワークス文庫)

 

 ある小説家を神さまにした少女の、信仰の物語。あなたの神さまを思い浮かべながら、是非。

私が大好きな小説家を殺すまで / 斜線堂有紀 - FULL MOON PRAYER

 

GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ / 大樹連司

 アニゴジ前日譚第2段は、人類の絶望的な闘いを前巻以上のスケールでお届け。映画は見てなくても、怪獣モノが好きなら読んで欲しい一冊です。

GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ / 大樹連司 - FULL MOON PRAYER

 

東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation / あざの耕平

 永き時を超え輪廻の輪が繋がる時、実は1巻からずっと描かれ続けていた、あまりにも濃い幼馴染の物語に圧倒されました。

東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation / あざの耕平 - FULL MOON PRAYER

 

りゅうおうのおしごと!  / 白鳥士郎

 7巻も良かったけど2018年は9巻。完璧な夜叉神天衣の物語。パーフェクトです。読みたかったものがここにある。ありがとう白鳥先生。

りゅうおうのおしごと! 7 / 白鳥士郎 - FULL MOON PRAYER

りゅうおうのおしごと! 8 / 白鳥士郎 - FULL MOON PRAYER

りゅうおうのおしごと! 9 / 白鳥士郎 - FULL MOON PRAYER

 

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 / 城平京

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

 

 語り口には様々なバリエーションがありつつ、嘘の中で理を通す、これぞ「虚構推理」という短編集。

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 / 城平京 - FULL MOON PRAYER

 

悪魔の孤独と水銀糖の少女 / 紅玉いづき

悪魔の孤独と水銀糖の少女 (電撃文庫)

悪魔の孤独と水銀糖の少女 (電撃文庫)

 

紅玉いづきの描く、少女という概念。それはもう、素晴らしいに決まっている訳で。 

悪魔の孤独と水銀糖の少女 / 紅玉いづき - FULL MOON PRAYER

 

賭博師は祈らない  / 周藤蓮

賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)

賭博師は祈らない(4) (電撃文庫)

 

 物語もキャラクターも丁寧に積み重られ、こうなって欲しい展開が欲しい時に来てそれ!!! となる、読んでいてとても気持ちの良いシリーズです。

賭博師は祈らない / 周藤蓮 - FULL MOON PRAYER

賭博師は祈らない 2-4 / 周藤蓮 - FULL MOON PRAYER

 

やがて君になる 佐伯沙弥香について / 入間人間

 アニメやマンガで彼女を直視できなくなる、佐伯沙弥香という概念を純化して濃縮した危ないクスリみたいな一冊。

やがて君になる 佐伯沙弥香について / 入間人間 - FULL MOON PRAYER

 

ハル遠カラジ / 遍柳一

ハル遠カラジ (2) (ガガガ文庫)

ハル遠カラジ (2) (ガガガ文庫)

 

 人類の消えた世界を行く、病を抱えたロボットと野生児だった少女の物語。そして、家族の物語。感傷的で、美しい作品です。

ハル遠カラジ / 遍柳一 - FULL MOON PRAYER

ハル遠カラジ 2 / 遍柳一 - FULL MOON PRAYER

 

閻魔堂沙羅の推理奇譚 / 木元哉多

閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 (講談社タイガ)

 

 死んだ人間が閻魔の前で生き返りをかけて自分を襲った出来事を推理する形式の短編集。高値安定のクオリティで安心して読めます。

閻魔堂沙羅の推理奇譚 / 木元哉多 - FULL MOON PRAYER

閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室 / 木元哉多 - FULL MOON PRAYER

閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット / 木元哉多 - FULL MOON PRAYER

閻魔堂沙羅の推理奇譚 点と線の推理ゲーム / 木元哉多 - FULL MOON PRAYER